古い記事です
何となく記憶があります
「死にたい」という声に「OK!」を返した担任はその役割を考慮しなくても殺人に相当。
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2022年9月、静岡県焼津市の市立中学校に通っていた当時中学3年の女子生徒(14歳)が自死した。
両親は2025年9月、いじめが原因で娘の命が奪われたのに、学校も教育委員会も放置したとして、焼津市を相手に約7000万円の損害賠償訴訟を静岡地裁に起こした。
この訴訟は、単なる謝罪要求ではなく、「学校が生徒のSOSを無視し、死に追い込んだのではないか」という点が問われている。
女子生徒は2022年4月に転校してきてすぐ、複数の同級生から嫌がらせを受けていた。当時中学3年生だった。
地元紙などの報道によれば、クラスメイトから「キモい」「うざい」といった人格を否定する言葉を日常的に浴びせられていたという。
文化発表会のために描いた自分の絵が、破られた状態で見つかったこともあった。
こうした行為は単発の悪ふざけではなく、日常的に続く精神的な圧迫だったとみられている。
女子生徒は、道徳の授業の提出物に次のような言葉を書いていた。
「死にたい」
「またいじめにあうかもしれない」
これは単なる作文ではない。
助けを求めるSOSだ。
しかし、担任はその提出物に「Good job!」というハンコを押して返した。「もう限界だ」と勇気を出して書いたであろうプリントが、スタンプだけが押されて返ってきた。
これを“対応した”と呼べるだろうか。
両親が「SOSが無視された」と憤るのは当然だ。
焼津市は第三者委員会を設置し、調査した。
報告では「いじめはあった」と認定されたものの、学校と教育委員会は、報告書の内容の詳細を十分に公表しておらず、その姿勢自体が問われている。
両親は訴状でこう主張している。
・生活面・心理面での苦痛が明らかだったのに、学校が適切な対応をしなかったこと
・女子生徒のSOSサインを見落とし、相談や面談が行われなかったこと
その結果として娘は命を失った――と。
父親は会見で「学校、市教委には不信感しかない」と語った。
両親は、この一連の対応を「学校と教育委員会の怠慢」だとして訴えている。
この事件の焦点となるのは、次の点だ。
いじめの実態がどれほど深刻だったか。
女子生徒が発していたSOSサインがどう扱われたか。
学校・教育委員会の対応が適切だったかどうか。
これは単なるいじめの報告ではなく、「学校が命に関わるサインを見落とした、あるいは受け止めなかった事案」として捉える必要があると私は思う。
※本記事は、静岡新聞(アットエス)、毎日新聞、テレビ静岡などの報道および遺族側の訴状内容をもとに構成しています。
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