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COVID-19|東京はピークを乗り越えたか?


4月26日発表の東京の感染者数が72人で約2週間ぶりに100人を切った。

これをどのように分析するか?

  • ポジティブ:
  1. 外出自粛の効果が出てピークダウンをもたらしている。
  2. 同様にクラスターの発生も抑えている。
  • ネガティブ
  1. 単に休日のデータの出方によるもの。
  2. 検査数を抑え込んでいる。または検査キャパシティが拡大していないから、検査要求に対応できていない。
  3. クラスターなら集中的に陽性者を発見できるが、市中感染の場合は陽性者を掘り出す効率が下がる。色々な条件をクリアしないと検査に至らない。
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例の岡田晴恵先生のコメントも興味深い。
  1. 死者数は依然増加傾向にある。
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素人探偵:

個人によって状況はすべて異なるとしても、幹の考え方から言えることはあるだろう。


  • ステージ1:Day0~Day2:
  1. 最初の感染。ウイルスに触れた手で顔(目と鼻)に触る。飛沫を吸い込んで喉や肺に送り込む。
  2. ウイルスは体内に入り込んで移動を始める。
  3. 異動、着床、増殖、移動を繰り返す。好環境ではコロニー化する。

  • ステージ2:Day3~Day6:
  1. (ケース1)発症(発熱)。特定部位で免疫との本格的な戦争状態。⇒ここでPCR検査なら早期発見だが、4日間の様子見要求(世紀のクレージー指針)。
  2. (ケース2)戦争に免疫システムが勝利した場合は、勝利できなかったウイルスが潜伏モードに入る。陰性反応。
  3. (ケース3)無発症。恐らく、免疫システムを騙す手段があるに違いない。仲間の振りをするためのトリック。

  • ステージ3:Day7~Day9:
  1. (ケース1継続)複数部位に着床。炎症の極限化によるオーバーヒート。コントロールできない状態に至る。⇒ここでPCCR検査。
  2.  (ケース2継続)症状は徐々に治まる。⇒PCR検査は受けるが、陰性となるケース。

  • ステージ4:Day10~Day20:
  1. 症状はさらに悪化。検査結果(陽性反応)を受けて、入院隔離~ICU隔離~市中施設隔離。
  2. アビガン投薬。既に手遅れで効果は低い。
  3. 人工呼吸器。単なる延命装置でしかない。


ポイントは免疫システムが暴走状態になる前に、アビガンなどでウイルスの動きを止めなければいけないと言うこと。重篤化したら、体は薬さえも受け付けなくなる。



緊急事態レビュー

データが包み隠さず出てこないから勝手な推測ばかりになって正しい判断は困難。メディアに流れたデータ推測する。
  1. 市中感染率(抗体):15%(各国)。隔離に失敗すると最終的には50%以上になる。市中感染率を抗体で見ると、未発症、軽症回復も加わるので、数字は高くなる。
  2. 市中感染率(PCR):データ無し。 感染中と回復間もない人は陽性になる。1月ごとに定期的全国で実施すべきだがプラン無し。
  3. 保健所陽性率(PCR):徐々に上がり続けて40%程度(東京38%)になっている。重傷者中心の検査だから陽性率は高い。検査キャパシティが不足しているか。
  • クラスターベースの検査では選別が容易なので検査数は多く感染者も多い。市中感染ベースでは選別が難しい。重傷者は選びやすいが、軽症者の検査は見送る傾向にある。陽性率が上がるが、感染者数は伸びない。ステージが変わっていることを正しく理解する必要がある。
  • 保健所の検査実施基準の見直しと、保健所以外のルートのデータを合算すると、陽性率は下がり、感染者数は増える。 陽性率は希望的には15%程度に下がっていく。
今、言えそうなこと。
  1. 軽症者は通院しても様子見と言われるだけ。市中感染の軽症者が隔離されないで食品スーパーや公園を歩き回って市中感染を後押ししているか、家族間感染を進めている。
  2. 重症化して一気に入院とPCR検査。高い陽性率。 ICU。人工呼吸器。高い死亡率。医療崩壊。
  • 緊急事態は、人の動きを止めて、市中感染を抑制して、軽症から重症化する人を減らして、医療崩壊を未然防止するものだが、肝心なことが抜けたままだ。
  1. 市中感染軽症者の特定、隔離。早期治療(アビガン投薬)の活動が全くと言っていいほど出来ていない。
  2. 人の動きを止めただけで、浄化活動は全く不十分。このままではいずれ突破される。
  3. 政府はこの1か月の間に何を達成しなければいけないか決めてなかったのではないか。
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最初から分かっていることを、安倍晋三はリップサービスで1日2万と言うだけで、実施は他人任せにしている。国は動かないで、各地域の保健所長に丸投げしているのが実態。 検査プロセスを改革することなど出来るわけがない。それと分かって何もしていない総理大臣はきっと別の狙いがあるのだろう。



東京はピークを乗り越えたか?

  • YES
  1. クラスター追跡ステージのピークは乗り越えた。
  2. 最早クラスター追跡は不可能な状態。
  • NO
  1. 市中感染ステージのピークはこれから始まる。
  2. しかし、検査しなければ永久にピークは来ない。
  3. もしくは、抗体保有率80%を出口に設定するか。この時は老人の姿は消えている。



速報@2020/04/27

本日の東京の新規感染者は39人。大幅減だ。陽性率のデータはない。が、ここまで検査数を絞っているなら陽性率は50%に達しているだろう。 



東京hあピークを乗り越えたか?(続編)

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COVID-19|日本はピークアウトしたと信じる愚かしさ




興味深い記事が流れて来た。参照図も色々あるので是非ともオリジナルサイトを閲覧いただきたく。ただ、内容が難しくて半分も理解できなかったのは残念だ。

先ず。検査が潤沢に行われていない。発症者から紐づいた濃厚接触者中心の検査になっているが、それが統計上どのような意味を持つのかと言った出発点の議論が無い。何らかの前提を置く必要がある。

国立感染研が纏めている数字は彼らのご都合で作られている数字の可能性もある。無発症感染者の存在を無視しているが、その比率がどうなっているか。発症していても検査されない人の数字をどのように捉えるか。

2週間(14日)の意味も明確にしておくべきだ。感染から発症までの平均日数は3日程度。この記事では5~6日と捉えているようだ。発症から検査結果が出るまでの日数は表に出ていない。感染研が隠している。子のバラツキが極めて大きいことが推定できる。彼らは仕事を管理する体制を持っていない。業務品質は検査を間違えないことに力点があり、検査生産性にはなさそうだ。

仮に本日100人の感染者が発表されてどういう意味を持つのか。陽性判定結果が100件本日戻ってきたと言うだけで、感染日ではない。14日前の感染という訳でもない。

敢えて推定するなら、平均(最大頻度)潜伏期間は3日。検査日数は4日。概略1週間前の感染とみてよい。勿論、無発症者、発症しても検査されない人はカウントしようがない。

今の検査体制では仮にオーバーシュートが起きていてもデータに反映されることはない。実効検査能力のマチュアに達している状況が続いているので、数字は単に検査工程能力を見ているに過ぎない。もし、検査数、陽性数、陰性数が示されるなら、もう少しまともな推理は可能になる。陰性だった人の数字が発表されていないのは不思議だ。

記地では数字を並べてピークアウトしたとしているが、全体を捉えていない数字を眺めてどうしてそんな判断が出来たのか。不思議。

明確なクラスターが存在してそれを追いかけている間は、 濃厚接触者の感染率を調べている状況だが、クラスター特定が難しい状況では、発症しても基準達成した人だけを検査している。死亡者の疑わしいものは検査しているようだ。サンプリングの方法が変わっているので並べても意味がない。(分かるかな~?。クラスターの母集団の数と、市中感染の母集団の数とではけた違いに違っている。それを捉えきれないのは検査数が少ないことに尽きる。)

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分析とか推論とかに関係のない情緒的な言葉が並ぶ。

その挙句、渋谷健司にいちゃもん付けているのかな。個人的な攻撃まで仕掛けているようだ。感染爆発を警告している渋谷に対して、自分(篠田英朗)は買ったとでも思っているのだろうか。礼儀も知らぬ、加えて熟慮もできない恥さらしにさえ見えてしまう。

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慶応病院の報告をそのまま受け入れれば、市中感染率は6%になっている。とっくの昔にオーバーシュート状態と言っていい。

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西浦モデルの検証とタイトルを付けているがそれは無理だろう。西浦先生は根拠あるいあh数理モデルの前提とした条件を何もオープンにしていないのだから検証しようがない。

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不見識にピークアウトを叫ぶ、メディアに乗せる理由は、安心させてより深刻な事態に陥る日本を見たいからだろうか。





西浦モデル検証⑤「日本モデル」ピークアウトへの渋谷氏の反証が待たれる
 

2020年04月22日 11:31


篠田 英朗

渋谷の街頭ビジョンで流れる小池都知事のコロナ対策動画(nagi usano/flickr)

緊急事態宣言が4月7日に発出されてから、21日で2週間となった。最初の宣言は7都道府県だけが対象だったとはいえ、14日が一つの節目であることは確かだろう。

ただし、21日と22日の間で大きな変化が訪れる、ということではない。新型コロナの潜伏期間が14日だとはいえ、大多数の発症者は5~6日で発症すると言われている。すでに緊急事態宣言の効果は出始めていたと考えるべきである。

安倍首相は、4月7日に次のように述べていた。

    東京都では感染者の累計が1,000人を超えました。足元では5日で2倍になるペースで感染者が増加を続けており、このペースで感染拡大が続けば、2週間後には1万人、1か月後には8万人を超えることとなります。しかし、専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます。

これをふまえて、東京の様子を見てみよう。曜日による偏差をなくすため、週ごとの様子を、最終日の累積感染者数(括弧内はその週の新規感染者数)で示す。あわせて、1つ前の週と比べたときのそれぞれの増加率を示す。以下の通りである。

4月15~21日: 3,304人( 985人): 1.42倍( 0.87倍)

4月8~14日: 2,319人( 1,125人): 1.94倍( 1.67倍)

4月1日~7日: 1,194人( 673人): 2.29倍( 1.92倍)

3月25~31日: 521人( 350人): 3.04倍( 5.07倍)

東京では、3月25日小池都知事「自粛要請」会見後に目に見えた人の移動の減少が見られた(参照拙稿:新型コロナ:世界的科学者のご神託よりビッグデータ)。

東京都新型コロナウイルス 対策サイトより

私は3月25日以降に「日本版ロックダウン第1段階」が導入されたと考えるべきだ、と言ってきた。4月7日緊急事態宣言は、その効果を増幅させるための「日本版ロックダウン第2段階」と考えるべきものである。その段階的な措置にそって、3月下旬に大幅な上昇を見せた感染者数の増加率は、4月に徐々に低下してきた。4月21日時点の累積感染者数は、「1万人」ではなく、「3,304人」である。

結果として、安倍首相が設定した目標どおり、緊急事態宣言から2週間後の時点で、新規感染者数の増加を止めるという意味での「ピークアウト」が達成された。

全国的な傾向を見てみよう。全国に緊急事態宣言が適用されるようになったのは、5日前の4月16日だった。これはいわば「日本版ロックダウン第3段階」と呼ぶべきものだっただろう。ただし、もともと感染者増加の傾向は、東京(圏)が牽引している傾向が強かった。したがって東京が中心になってとられてきた段階的な措置は、全国的な傾向にも反映されてきていることは、前回までの「検証」で見てきたとおりである。

あらためて4月21日までの全国の様子を見てみよう(参照:東洋経済オンライン)

4月15~21日: 10,974人(3,465人): 1.46倍( 0.93倍)

4月8~14日:   7,509人( 3,692人): 1.96倍( 1.91倍)

4月1日~4月7日: 3,817人(1,930人): 2.02倍( 2.43倍)

3月25~31日: 1,887人(792人): 1.72倍( 2.76倍)

東京ほど劇的ではないものの、全国的な傾向としても、3月下旬に非常に高かった増加率は、4月に入って鈍化し始めた。そして21日までの直近の1週間では、遂に新規感染者数が前の週の新規感染者数を下回った。全国においても、安倍首相が設定した目標どおり、緊急事態宣言から2週間後の時点で、新規感染者数の増加を止めるという意味での「ピークアウト」を達成したのである。

東洋経済オンラインより

もちろんこの達成の功績は、一人一人の国民の努力によるものだ。

国内外の「専門家」たちによる「手ぬるい、日本は失敗だ、破滅だ、感染爆発だ」という酷評を覆し、「日本モデル」の緊急事態宣言を通じて、日本国民は、2週間後に到達したかった最初の目標をクリアしたのである。

私は、電車に乗って通勤する会社員がいるとか、吉祥寺を歩いている若者がいるとかを、批判的に責め立てる風潮が好きではない。数多くの会社員は、やむにやまれず通勤して日本経済を維持し続けてくれながら、夜の町には行かずに無言ですばやく帰宅したりして、協力していたのだ。

各人には各人の事情があり、各人なりの社会への貢献がある。事情を知らずに、家の外にいる、といった光景だけで、テレビスタジオや霞が関のビルで特権意識にかられて働き続けている者が、自分のことを棚に上げて、他人を批判するのは、間違っている。

日本国民は、一人一人がそれぞれのやり方で、この「日本モデル」の緊急事態宣言に取り組んでいるのだ。そのことは素直に認めるべきではないだろうか。

ただし、私は、油断は禁物だとも思う。私は、BCG予防接種や集団免疫が日本人の感染率を下げているとは思っていない。

むしろ基礎疾患度の低さに代表される保健状態に始まり、耐性のある伝統文化や社会インフラなどの環境要因が全体的な効果を持ちながら、「日本モデル」のやり方での緊急事態宣言に取り組む国民意識の高さが、それなりの結果を出しているのだと思っている。

私は、楽観論者ではない。3月17日に、私は次のように書いた。

    3月14日の安倍首相の会見以降、コロナ問題について、楽観的な雰囲気が出ているように感じる。欧米諸国における混乱ぶりを見て、日本は上手くいっている、と多くの人々が感じている。

    危険だろう。

    伸び方が欧米諸国より鈍いだけで、感染者も死亡者も右肩上がりで増え続けていることに変わりはない。日に日に感染者は日本全国に蔓延していっているのだ。2週間前、3週間前よりも、感染しやすいということだ。安心しているような状況ではない。

    (拙稿:コロナとの戦いは長期戦 ~ 国民の疲弊が怖い)

私が書いたとおりだった。3月中旬の緩んだ雰囲気は、3月下旬からの感染者数の急激な増加という現象をもたらした。

4月21日の時点で増加率を1以下にしたという達成は、現実的な考え方で、誇るべき達成である。一部「専門家」が主張しているような、あと2週間でコロナを終息させる、などという非現実的な夢物語とは、違う。国民の努力で増加率を下げたのだとしたら、油断したら、また増加率は上がる。終息は、世界中の人々が甚大な努力を続けて、まだ誰も達成できていない壮大な目標だ。安易に実現可能だと宣伝すべきものではないはずだ。

渋谷氏(King‘s College, Londonより)西浦氏(POLICY DOORより)

もっとも大学教員の渋谷健司「WHO事務局長上級顧問」(日本のメディア用肩書)あるいは「元WHO職員」(海外メディアではこちらの肩書になる)のように、何週間も前から「日本は感染爆発の初期段階」「日本は手遅れ」「喫緊の感染爆発」と主張し続けている「専門家」もいる。(*なお渋谷氏の正式な現在のWHOの肩書については知人を介して調べてみたが、職員リストにはないので契約コンサルタントか何かではないか、と言うこと以上はわからなかった。)

渋谷氏は、ロンドンの自宅にこもりながら、独自の画期的な調査能力を駆使して、政府統計の10倍の10万人の感染者が日本国内にいることを把握し、学者生命を賭けて、日本の雑誌やテレビを通じ、その調査結果を報告し続けている。

離婚直後の年下女子アナと電撃再婚で話題を作ったり、華麗に日本と海外で肩書を使い分けたりもする渋谷氏だ。もうすぐ何か派手なやり方で、学者生命を賭けて、「日本はすでに感染爆発している」主張のエビデンスを出してくるだろう。

「臨床経験の乏しい医師によるロジックのみを操った危ない話」などと言われて黙っているはずはない。

WHO上級顧問・渋谷教授、政府クラスター班・西浦教授が発した数字のマジック(デイリー新潮)

新規の契約がなければ公表しない、などということはないはずだ。

渋谷氏が、学者生命を賭けて、日本にすでに感染爆発が発生していることを証明する論文を発表したとき、われわれは学ぶことができるだろう。学者は存在している事実を見て謙虚に現実を分析しなければいけないこと、抽象的な一般論だけで具体的な事例を理解したつもりなってはいけないこと、海外の大学院で教わらなかったということは世の中に存在していないことの証明にはならないこと、などを学ぶことになるだろう。






  1. すごい奴か詰まんない奴か、答えは2週間で分かる(筈)。

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