新型コロナウイルスは血管に感染?




新型コロナウイルスの特徴を告げるニュースが立て続けに入ってくる。これはさらに恐ろしい内容だ。

COVID-19の特徴となる症状についていくつか説明できるかもしれない。

コロナウイルスは着床部位を探して体の中を巡っているだろうとは想像していたが、まさか、結果そのものにまで着床(感染)させていたとは驚くしかない。

これでは、身体中の免疫システムを弱体化し破壊し、一番弱いところから突破されてしまう。

着床できるならそこで増殖もできるのだから、血流も怪しくなるから、栄養補給もダメージを受ける。臓器が持たない。合併症は簡単に起きそうだ。

肺臓では酸素交換機能そのものがダイレクトに失われてしまうだろう。

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始末が悪いな。どこに隠れているか分からないから、完全駆除は難しい。長期間偽陰性のまま潜伏する可能性もあるな。

増殖を止める治療法を開発するしかないが、ウイルスだけに作用するケミカルの開発など出来るものだろうか。

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高齢者の重症化原因? 新型コロナは全身の血管に感染することが判明

medical 2020/04/23



新型コロナウイルスは全身の血管内皮に感染する能力がある。AとBは腎臓、Cは小腸、Dは肺。矢印はウイルス感染部位/Credit:THE LANCET

point
  • 新型コロナウイルスに対して高齢者や持病がある人が脆弱である医学的理由が判明した
  • 新型コロナウイルスは全身の血管に感染するため、血管が弱っていると重篤化する
  • 血管の健康を保つには生活習慣病を予防するのが一番である
新型コロナウイルスは初期には新型肺炎と呼ばれており、呼吸器系に感染するウイルスだと思われていました。
ですが増加する死亡者の検死解剖を行った結果、死者の多くに、複数の臓器にまたがる甚大な損壊が生じていることが明らかになってきました。
これは呼吸器系の症状からだけでは説明がつきません。
そこでスイスの研究者は、原因を探るために、ウイルスにより亡くなった患者の臓器の詳細な観察を行いました。
その結果、コロナウイルスは肺だけでなく、全身の血管に感染する能力をもっていることがわかりました。死んだ患者の血管内皮に、ウイルス粒子がビッシリとこびりついていたのです。
そのため死者の臓器では末梢の血管が崩壊しており、血液の流出を引き起こし、臓器の壊死を引き起こしていました。
また追加の分析で、高齢者や糖尿病や高血圧、心疾患などにより、既に身体中の血管にダメージを受けている患者ほど、ウイルスによる血管への感染に脆弱であることがわかりました。
これは既知の知識である「高齢者や持病がある人ほど重症化しやすい」という現象の最終的な原因になると、研究者は結論付けています。
全身の血管を狙う新型コロナウイルスに対して、人類はどのような治療を行えばよいのでしょうか?


新型コロナウイルスは全身の血管内皮に感染できる




新型コロナウイルスは全身の血管内皮に感染する力がある/Credit:THE LANCET
新型コロナウイルスは、表面にあるスパイクと呼ばれる構造を、人間の細胞表面に存在するアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)に結合することで感染します。
今回の研究により、ウイルスは肺に存在するACE2にだけ感染するのではなく、体全体の血管内皮に存在するACE2にも感染することが判明しました。
上の画像では、ウイルスが腎臓の血管内皮に入り込んでいる様子が示されています。
ウイルスが感染した血管内皮は炎症を引き起こすだけでなく、ウイルスが細胞を喰い破る物理的な破壊を受けて体内で出血を引き起こします。
高齢者や血管系にかかわる生活習慣病などの持病がある人は既に血管が弱っているため、ウイルスによる感染と破壊に血管が耐えきれず、症状が重篤化すると考えられます。

血管を守るためにできることは健康維持




「健康体ならコロナウイルスに負けない」は精神論ではなく医学的な事実だった/Credit:depositphotos
今回の研究成果により、新型コロナウイルスの正体はただの肺炎ではなく「全身性血管炎症」であることがわかりました。
そのため、感染した患者が高齢者や血管系にかかわる持病がある場合は、優先して血管を保護する必要性が生じます。
リスクを抱えた感染患者の救護には、既存の血管保護の医療技術が役立つ可能性があります。
また現在、生活習慣病などに陥っている人は一刻も早く健康体に近づくことが、ウイルス感染による症状の重篤化を避ける一番の手となります。
ウイルス対策で生活習慣病から抜け出せるなら、一石二鳥と言えるかもしれません。

研究内容はチューリッヒ大学のズザナ・ヴァルガ氏らによってまとめられ、4月20日に、世界五大医学雑誌の一つである「THE LANCET」に掲載されました。
reference: todayonline / written by katsu

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免疫細胞(T細胞)の無効化がもたらすリスク


何かしら恐怖心にかられる凄い記事が流れて来た。オリジナルサイトでじっくり読んでおきたい。

と言っても素人だからやはりよく分からないのが残念。少なくとも新型コロナは免疫システムに従来にない働きかけをしているのだろうと推測はできる。

免疫システムのキーとなるT細胞の攻撃性を失わせるメカニズムは、コロナウイルスに対してだけでなく、他の病原菌に対しても攻撃させないようにするため、持病のある人はその持病も騒ぎ出して症状が急速に悪化するとも考えられる。

言ってみれば何に対しても弱い体にしてしまうと言うことかな。若い人でも別の変なウイルスが来たら抵抗力を失っている可能性がある。 基礎疾患がある人、複数持っている人もいるだろうが、かろうじてバランスしているような脆弱な人が新型コロナに感染すると一気にバランスが崩れると言う理解で良いのかな。



https://nazology.net/archives/56567


新型コロナウイルスは「免疫細胞を無効化する」という研究結果

medical 2020/04/13




Credit:nih
上海の復旦大学ル・ル氏とニューヨーク血液センターのチャン・シボ氏の研究者チームは、新型コロナウイルスが人の免疫細胞を殺す働きがあることを発見しました。この免疫破壊作用は、コロナウイルスの感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)にはなく、新型コロナウイルス特有のものであるとのこと。

ウイルス撃退にはT細胞の免疫機能が大切






Credit:depositphotos
通常、体内にウイルスが侵入すると、身体の免疫機能が働きウイルスを殺そうとします。それら免疫機能の中に、T細胞(Tリンパ球)と呼ばれるものがあります。この細胞は免疫機能において重要な役割を担っており、体内の異質な細胞を見つけて破壊します。
T細胞は、ウイルスに感染した細胞を捕捉し、穴をあけ、その膜に化学物質を注入してウイルスと細胞の両方を破壊します。
このT細胞の働きのおかげで、私たちは体内からウイルスを除去することができます。
しかし、新しい研究では、新型コロナウイルスがこのT細胞の「免疫機能」を無効にする可能性が浮上したのです。

新型コロナウイルスはT細胞を無効化する。原因は「スパイク」

研究者たちが、新型コロナウイルスを実験室で増殖させたT細胞に付着させたところ、T細胞はウイルスに感染し無効化されました。
同様の実験は、重度の急性呼吸器症候群や、別のコロナウイルスであるSARSでも行われました。
しかし、それらのウイルスたちはT細胞の働きを無効にすることはありませんでした。
つまり、この「免疫破壊」は新型コロナウイルス特有のものです。
では、新型コロナウイルスにみられる「特殊な免疫破壊機能」はどこから来ているのでしょうか?
研究者たちは、その秘密が新型コロナウイルスのユニークな「スパイク」にあることも発見しました。




Credit:pro.saraya
「スパイク」とは、ウイルスが持つ吸盤のような「突起」です。そして、新型コロナウイルスのスパイクはT細胞に接触したとき、ウイルスの表層膜(エンベロープ)とT細胞の細胞膜を融合させます。
互いの表層膜が融合することにより、新型コロナウイルスの遺伝子はT細胞内に入り込み、その働きを無効にするのです。




(A)表層膜(エンベロープ)を持たないウイルス (B)表層膜を持つウイルス/Credit:Y_tambe
以前に流行したコロナウイルス「サーズ」には、この「膜融合」の能力がほとんどありがせんでした。しかし、新型コロナウイルスはその能力を発現させています。この研究結果の証明となる事例も確認されています。
「South China Morning Post」誌の報道によると、新型コロナウイルスで死亡した20人以上の患者検査記録は、彼らの免疫システムがほぼ完全に破壊されていたことを示していました。
また、PLA免疫学研究所のChen Yongwen氏らは2月に、高齢者や集中治療室での治療が必要な患者では、T細胞数が著しく低下する可能性があると報告しました。これは、T細胞数が少ないほど死亡リスクが跳ね上がることを示唆しています。
このような「T細胞無効による免疫破壊」はHIVにも見られるものです。ですから、医師の中にはHIVと新型コロナウイルスを比較する人もいます。
ただし、それらには大きな違いがあります。
HIVがT細胞に侵入して、それらを複製工場に変えて多くのコピーを作り出すのに対し、新型コロナウイルスは、複製することなくT細胞と一緒に死ぬのです。
これは、新型コロナウイルスが、HIVに比べて体内で繁殖し続けないことを示しています。
研究が進むにつれて、新型コロナウイルスのユニークな特徴が明らかになってきています。この特徴を理解することが正しい対処に繋がっていくことでしょう。
この研究の詳細は4月7日、「Cellular and Molecular Immunology」誌に掲載されました。

point
  • 新型コロナウイルスは免疫細胞に感染し、その機能を無効化する
  • 免疫細胞に感染できる秘密は、新型コロナウイルスの突起「スパイク」にあった
  • 新型コロナウイルスは、HIVのように免疫細胞を介して複製・増殖することはない

新型コロナ感染者数のグラフが横ばいになる理由!



新型コロナ感染者数のグラフが横ばいになる理由!
代表電話の着信数と同じメカニズム-

緊急事態宣言から既に2週間以上経過しているが、感染者数のデータは横ばいを続けている。

なぜか?

見ているデータは感染者のデータでなく検査キャパのデータだから。(チコ5さい)

ぼーっと数字眺めてんじゃねーよ。



代表電話の着信数と新型コロナウイルスのPCR検査数は同じメカニズム

コールセンターを考えると分かりやすい。

複数の顧客から同時着信できるように、同じ電話番号で複数回線を準備する。

着信したら、オペレーターが応対処理をして、終了とすると。

例えば、回線を10回線として、オペレーターは20人用意する。1件の処理に6分かかるとして1時間に10件処理。10回線だから100件処理。9時-17時として、800件が1日の処理数の最大値になる。

電話は、9時-11時と16時-17時に集中し、その他の時間は時間当たり10件に過ぎなかったとすると、100+100+10*4+100+100=440件。これが処理量の平均値。

実際にかかってきた電話は、集中した時間にどれだけのオーバーフローがあったかによる。オーバーフロー(話中処理) を計測する装置があれば、キャパの5倍が話中で処理されたかもしれない。その場合は2440件になる。控えめにキャパの1倍としても、840件になる。

ここで言えることは、オペレーターが処理した件数440件は顧客数あるいは処理必要数ではないということ。

440件なら1日の最大キャパ800件に収まっているから検査キャパは充足していると理解しがちだが、それは正しくない。

ニュースで流されるPCR検査数は、検査の必要数を反映したものではない。

  1. 居住者数
  2. 感染者数
  3. 検査要求数(発症者数+濃厚接触者数)
  4. 検査実施数
  5. 陽性数
  6. 陰性数

処理した結果の陽性反応の出た感染者の数は、感染者の一部でしかない。

医療機関や保健所などにPCR検査要求のあった人の中で、どれだけの人を様子見などして待たせたり、検査基準未達(渡航歴がないとかは熱量が小さいし期間が短いなど)を理由にリジェクトしたり、埼玉のように検査数を押さえたい等と言う不適切な理由で拒否したりしている。これらの数字さえも公になっていない。もしかするとカウントすらしていないかもしれない。

受け入れてもキャパ不足で待たせている数字もある筈だ。

検査を受けるために設定している基準(フィルター、武漢縛りなど)の有効性評価も出てきていない。レビュー公開もなくある日突然変更されている。

検査のキャパの最大数に対して実数はかなり低い。まだまだ余裕があると捉えてはいけない。

あちこちでオーバーフローが発生している。実際に申請してもリジェクトされる事例が相当数あるからだ。



埼玉県の保健所の事例は相当悪質に見える。まだ検査キャパがあるのに、受け入れを少なくして対応しているのだから。陽性患者を市中に放置して市中感染を促すことで医療崩壊の手伝いをしているようなものだ。保健所の人間がそんなことも知らない訳がない。確信犯だ。市長の謝罪もお粗末。市長として何が足りなかったか、何をやるのかの具体的な内容が何もない。

因みに、慶応大学病院(?)が、コロナ以外の入院患者のPCR検査をやったら6%が感染していたと言う報告を出したらしい。不作為とはいえ、そのまま市中感染率に展開するのはリスクがあるだろうが、仮に2%と見ると、都内で20万人。国内で200万人ということだ。でも、ニューヨークとかドイツのある都市では10%を超えていたから6%を大きすぎると数字と疑っていいものか分からない。

繰り返すが、感染者数として発表されている数字は、単なる検査受入数でしかない。受け入れられなかった人の数や無発症で検査要求を出していない人の数は含まれない。本来の感染者数とは全くかけ離れた数字でしかない。

標本(サンプリング)特性を押さえ切っているなら統計判断に利用できるが、その辺の事情も説明されていない。

純粋に標本となるサンプリング調査でもやれば褒めてあげたいが何もない。

こいつら(国立感染研か政府か)、数字の意味を見ないでどうして勝手判断できるの?。統計的手法のプロでも読んで指導を受けてはどうか。過去の特性の異なるウイルス対策経験をそのまま当てはめて、結局、間違った施策*ばかりではないか。

結局。

自分たちのご都合の範囲の検査で済ますだけだから、ずっと横ばいになる。そしてその数字の馬鹿馬鹿しさにいずれ誰でも気づくことになる。お前ら仕事してないからこうなったと非難されるかもしれない。その頃は市中では明確な答え(高齢者死亡率の跳ね上がり)が出ているからだ。



死者の数はもっと冷徹だ。保健所は死者のための検査はする。気が付いた範囲で。持病の病名で死んだ場合は必ずしも補足できない。こちらのデータもいい加減。収束させたいときは、持病で死んだことにすればよい。しかし、統計で嘘をつくことはできない。

新型コロナ
死者数
推移



政府は 識別と分離の政策をギブアップするかも。抗体検査で蔓延を確認してから緊急事態を解除するんだろう。隔離を止めれば老人は死ぬ。それを良しとする進め方。



(1)検査キャパの数字を並べるだけではオーバーシュートは絶対に発生しない。 むしろ、検査を断ったり待たせたりしている人の数をカウントした方が正しい感染状況を把握できる。しかし、政府はその数字の把握しようとしないか、隠蔽しているかも知れない。

(2)クラスターと言う言葉が関係者は好みのようだけど、感染方法が特定され、潜伏期間が短く、発症率が100%に近く、更に発症が相応の重度でなければ、クラスターによる抑え込みは出来ない。エボラ出血感染症なら経路を負いやすいかも知れないが、今回の新型コロナではクラスターによる抑え込みのアプローチは全く無理な話と分かる。

今、ニュースで流れているクラスターなどは感染者を追跡したら、結果論としてクラスターの場所が判明するだけで、既に拡散した後では意味がない。

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