緊急事態宣言の出口シナリオ
安倍晋三は緊急事態宣言を4月7日に出した。実効は4月8日から。エンドは5月6日、ゴールデンウイーク最終日としている。
ステイホーム徹底のために2日間の有給休暇を取って、5月10日までまるまる2週間の連続休暇にするように要請しているらしいが、だったら最初から緊急事態宣言も5月10日までとすべきだったのではないか。
安倍晋三内閣は、どうして何をやっても行き当たりばったりなんだろう。この様で良くも先手先手なんて言葉をつかえたものだ。
政府は出口の姿を全く示していない。この1か月間でどのようにしたいのか、上りの姿を説明すべきだろうが。
安倍晋三をはじめ政府関係者、自治体の首長が行っていることは?
- ステイホーム
- 不要不急はご法度
- 3密を作るな近づくな
- 対人接触80%減
- テレワーク在宅勤務
- 買物は3日に一度。
- 県境をまたぐ移動は禁止。(道路向かいが隣県なだけど)
徹底されればこの間は人から人への感染は止まる。
体内に入ってしまったウイルスは
- 宿主を破壊するか(宿主が死んでういるすもしぬ)、感染力を失う。
- ずっと陽性のまま未発症でいるか、感染力は強くないが持続する。
- 撃退されるか(ウイルスが死滅する)、感染力は失う。
- 陰性のまま潜伏するか、陽性に変異するまで感染力は弱い。
- 陽性で、軽症を継続するか 感染力は強い。
5つのケースで見ても分かるが、1か月間、の移動禁止接触禁止の自粛だけではウイルス駆除に至らない。未発症者は追えないが、軽症発症者の拾い上げて隔離することが大事。軽症者が残ったまま、宣言を解除すると、再び市中感染が始まる。
未発症者は困難としても、発症者については100%ピックアップして隔離に持ち込まなければいけない。データで抑えるには、検査待ちがゼロになること。勿論、37.5度以上4日間など言うクレージーな縛りは捨てる。極端に言えば掛かりつけ医や本人家族の申請ベースで構わない。
一言で言えば、十分な検査体制(量的にも速度的にも)の確立と徹底運用が、緊急事態宣言御前提になる。
市民はステイホームで協力しているのに、感染者の取り外しが十分できなかったら全部無駄になりかねない。
政府は緊急事態の延長と言っているが、自宅待機の間に、感染者を取り外す作業をやらなかったら意味のない延長になる。
感染者の隔離率
市中から見つからなくなったら100%。
手当たり次第に検査して、陽性率が1桁に落ちれば、出来れば1桁前半(5%以下)に収まれば良しとしたい。申請ベースの検査と、サンプリングによる検査の両輪で行くべきだろう。
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移動禁止で感染速度を落として、医療崩壊を食い止めているが、まだまだ余裕がない。用具すら不十分。医療機関と医療従事者への人・物・金の手当てが必須。これについても、誰がどこまでやるのか、プランがない。
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やることをやらないから宣言の解除はできない。長期化すると経済迄頓死しかねない。
安倍晋三君よ。仮想対策本部を作って、そこで陣頭指揮を執ってくれ。
今、感染速度を落としているのだから、この時間を使って最大限やることは、検査と隔離の徹底。土日もないよ。月曜日のデータがいつも減っているのは、この事態でも土日のオフタイムを組織として作ってしまっている。交代制を敷いてでも24時間稼働しないと駄目だろう。
ウイルスは休まない。
安倍晋三は休めない(筈だ)。
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もう一度整理すると、
緊急事態宣言でやることは、
- 徹底した休業。四の五の言っているパチンコ屋は免許をし肘的に出停止すればいい。火炎放射器で乗り込んでもいい。全然徹底されていない。
- あくどい商売は全て止めろ。マスクの高額販売など1か月間呼び出して職務質問すればよい。
- 検査数が伸びていない。陽性率5%まで徹底的にやる体制を作れよ。
- 検査リソースの管理を保健所だけに任せるな。疲弊している。埼玉では馬鹿な言い訳迄始めている。
- マスクを配るのはこの領域だ。 リソースを物故むのはこのエリア。
を実現すること。
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