薄氷の五輪戦略



小池百合子「薄氷の五輪戦略」

 

百合子は既に答えを出しているだろうか。

 

都議選の勝利の形。これも実は微妙だ。とは言え、「Tomin1st」でどこまでカバーできるか。

都知事選。再選を狙うか、衆議院選挙への転出か。 


喧嘩を売ってきたIOC。売られた喧嘩を買うのか。今しかヒーローになるチャンスは無い。

五輪の成功は無い。バッハが成功と言っても、日本国民は失敗にしか見えない。バブルの中の五輪を成功?。ウイルスに打ち勝った五輪と言う訳には行かない。逃げ回ってかろうじて五輪の振りをしただけのもの。

失敗する五輪なら百合子は控えめにしていればいい。でもヒーローにはなれない。

ジャンヌダルクになる道。

五輪中止の表明。

負けの無い戦いだ。五輪が実際に中止になってもならなくても、共感を得ることができる。

五輪開催に頑張ったという印象は残さなければいけない。それが現状。

デッドラインは?

早くても遅くても駄目だ。手遅れで済ます医者が顰蹙を買うように、今頃いうことかとなる。

1)緊急事態を延長する日。5月末。

2)緊急事態を解除する日。6月20日。

ゲームの理論に従えば、5月末しかありえない。

しかし、提案は中止ではなく、10月までの3カ月延期。本来の日本のスポーツ祭典の季節だ。マラソンは東京へ戻せる。スポンサーは降りても国際世論で戦える。

ワクチン接種率をある程度確保すれば国民的支持は得られる。9月末に国民の6割以上の接種完了の見通しもたてられるだろう。 

国内は当然、事情の許す海外の観客も受け入れることができる。

バトル?

百合子に喧嘩を売って無事だった奴はいない。

菅義偉の解散権は封じられている。

女性首相誕生まであと半年。

5月エンドを見送ったら?

年齢には勝てないと言うことかも知れない。大人しく知事を2期続けてOとしたのだろう。

小池都知事は東京五輪開催を投げ出す? 国民を味方につけ、7月の都議選を有利に

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a02a428e58fd504cdc863b176bba664c02f03a5

 投げ出す?。とんでもないことだ。

最も国民、都民に寄り添う形を選んでいるだけのこと。国民を敵に回す菅義偉の方が好ましいと主張しているんかな。

(@2021/06/21)

小池百合子は菅義偉を警戒して、隙間を作らないようにしている。

上手に騙されて、大人の女を演じることも出来る。

東京五輪の失敗は約束されている。

映像的に数週間を終えることが出来て、リバウンドで騒ぎになるのは必至。

菅義偉はワクチン接種が進めば自然沈下すると思っているが、菅義偉への不信が消える訳ではない。もう懲り懲り。顔も見たくないのが本音。

百合子は立ち位置、距離感、方向軸が全て混乱している。

いつ、どのようなメッセージを出すことが正しい行いか、それは分からない。

沈黙もまたメッセージと自分を納得させているが、確信はない。


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