「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体


タイトルが面白いから期待したコラムは只の書籍の宣伝記事。

コラムを見る限り内容も詰らない。自分の思い込みを記載しているんだろうか、只の精神論か、ダイアモンドは本が売れてもニュース閲覧が増えても損はしない?。

著者が電通でキャリアを積んだならあの傲慢手法に染まった異常人材でしかないかも。電通と付き合ったことが一度でもあれば、そこには腕力しかないと分かる。

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https://diamond.jp/articles/-/324340

「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体

  • 中川 諒:クリエイティブディレクター/コピーライター
  • 発想の回路
  • 2023.6.13 2:50


「アイデアが思いつかない」「企画が通らない」「頑張っても成果が出ない」と悩む方は多くいます。その悩みを解決するために「個人のセンス」も「やみくもな努力」も必要ありません。人に認められている「優れたアイデア」から自分の脳内に「再現性のある回路」をつくればいいのです。『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』の著者、クリエイティブディレクター中川諒氏による「いつも結果を出す人」の秘伝の思考技術を紹介します。

「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体Photo: Adobe Stock

「タスク」ではなく「プロジェクト」と捉えると主体的になる


仕事術の本を読むと、「毎朝のタスクを書き出して処理していく」とよく書かれています。


しかしタスクで物事を捉えると近視眼的になる危険性があるとわたしは考えています。


タスクとは元々コンピュータ用語で、コンピュータ上で処理される「仕事の最小単位」という意味で使われていました。


そこからビジネスの場でも「やるべき仕事」や「課せられた仕事」という意味で使われるようになったのです。


さらに遡ると、タスクはラテン語の「税」を意味する言葉だったようです。


このタスクの対義語として、プロジェクトという言葉があります。Pro(前に)+ject(投げる)という文字通り、未来に向かって投げかけることが語源になっています。


研究や計画という日本語が訳として使われます。タスクは決めたことをやること。そしてプロジェクトは何をやるか考えてやることなのです。


目の前の物事をタスクで捉えると、必然的に「やった・やっていない」「成功・失敗」という判断基準で見ることになります。


仕事の最小単位にはこの判断基準が適応できてしまうからです。


しかしすべてをプロジェクトだと捉えるとどうでしょうか。


プロジェクトは未来に向けた研究です。プロジェクトには終わりがありません。


つまり終わりがないことによって、「やった・やっていない」「成功・失敗」もない。

自分で終わらせない限り、ずっと続いていくことになるのです。


そしてプロジェクトのメリットは、その傘の下で何をやっても成立するということにあります。


たとえばわたしの「恥研究」というプロジェクトでは、本の執筆、メディアでの連載、講演やワークショップが現在の主な活動内容です。それは子ども向けに絵本を描く、大学でゼミをもつ、社会人向けの人材教育教材の開発など、自分の工夫次第で広げていくことができます。


またタスクは税というニュアンスがあった通り、課せられた仕事になりがちですが、プロジェクトと捉えると自分が主体的に動けるようになります。


すべてをプロジェクト単位で捉えると、自分の「やった・やっていない」「成功・失敗」という概念は変わります。


そしてより自分の生活を主体的に生きることができるのです。


(本記事は中川諒著『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』から抜粋し、一部を改変・編集したものです)

中川 諒(なかがわ・りょう)


クリエイティブディレクター/コピーライター


1988年生まれ。幼少期をエジプトとドイツで過ごす。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2011年に電通に入社するも希望のクリエイティブ局には配属されず、自主制作をはじめる。2017年、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のU30プログラム「ヤングライオンズ」の国内予選を150組を超える出場者の中から1位で勝ち抜き、日本代表に選ばれる。2018年、TCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞を受賞し、社内の転局試験に合格。営業から念願のクリエイティブ局に異動。同年カンヌライオンズのアジア大会「ヤングスパイクス」本戦で1位を獲得。2019年、Googleにクリエイティブディレクターとして出向し、シンガポールとオーストラリア・シドニーで勤務。帰任後、ユニクロ、コカ・コーラ、サントリーなどの広告を制作。2023年よりアクセンチュア ソングのクリエイティブエージェンシーDroga5に所属。著書に『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』(ダイヤモンド社)『いくつになっても恥をかける人になる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。「恥研究家」としても活動。

Twitter/Instagram:@ryonotrio

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「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体

「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体

「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体


「アイデアが思いつかない」

「企画が通らない」

「頑張っても成果が出ない」


このように悩んだことはないでしょうか。


「アイデアはいいけど、企画になっていないね」

そう言われた経験がある人は、本書を読んで「発想の回路」を身につけることで、他人も納得する企画を生み出すことができるようになります。


「コンテンツ企画」や「商品企画」「事業企画」「広告企画」という仕事があるように「企画」は多くの会社で必要とされる職能です。

にもかかわらず、学校では誰も「企画」を教わっていません。

社会人になって企画部署に配属された途端、プロとして企画をする必要がある。

実は企画という職能はとても特殊な環境におかれています。


わたしは新卒で広告代理店に入社し、クリエイティブを希望していました。

しかし入社してから7年もの間、その夢は叶いませんでした。

入社直後に受けた「クリエイティブテスト」で落ちてしまったからです。


いくらアイデア本を読んでも、具体的にどうしたらアイデアが出せるようになるのかは分かりませんでした。


それからは、どうすれば人を動かす企画ができるようになるのかを、ただひたすらに考えて試し続けました。気づけば7年もの月日が経っていました。


その中で気づいたのは「アイデア」や「企画」で結果を出すためには、個人のセンスに頼ってやみくもに努力するのではなく、人に認められた優れたアイデアから自分の脳内に再現性のある「回路」をつくる必要があるということです。


才能なしと見なされていたわたしが、自分なりの「回路」をつくった翌年、コピーライターの登竜門と呼ばれるTCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞を受賞し、アジア最大級の国際広告賞の若手部門で世界一位になったのです。


この本では、わたしが「発想力」を発揮するために、何をどうやってインプットし、アイデアを出して、企画を立てているのかを順序立てて説明しています。また仕事で出会った多くのクリエイターたちの思考や技術も参考に、誰でも再現可能な思考術として体系的にまとめました。


広告業界だけでなくどのような業種であっても、商品や事業開発などアイデアや企画が必要な人が実践できるように整理しています。


この本を読んだ人が、無駄な努力をしなくて済むように。

そして自分には才能がないと、自分の好きなことを諦めなくて済むように。

アイデアのつくり方、企画の立て方だけでなく、人生においてもどのように工夫すればいいのか、なるべく具体例を交えながら書いています。

「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体

「タスクを書き出す人」が陥ってしまう「やらされ感」の正体

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【本書の内容】

1章 なぜ「アイデアはいいけど、企画になっていない」のか?

● 「アイデアが出ない」と言う人が勘違いしていること

●アイデアは閃きではなく工夫からはじまる

●企画をつくる5つのプロセス

●アイデアと企画の違い

● 「いい企画」の条件

●アイデアを企画に変える「発想の回路」

2章 アイデアは工夫からはじまる―工夫の4K―

●どこからアイデアを考えればいいのか分からない

●4つのアイデアがすぐに生まれる「工夫の4K」

●工夫の「4K思考マップ」でアイデアを出す

●アイデアが出ないときに試す5つのスイッチ

●ユニークなアイデアをつくる2つの鍵

3章 アイデアを「企画」にする―発想の回路―

●他人が「おもしろい」と感じて、アイデアは企画になる

● 「発想の回路」が生まれたきっかけ

● 「発想の回路」がある人とない人の違い

●今すぐ「おもしろい」をつくれる10の回路

4章 あなたの仕事で使えるオリジナルの「回路」をつくる

●評価される「おもしろい」の基準を知る

●自分の仕事に直結する、オリジナルの発想の回路をつくる

●つくった回路を試してみる

●回路は通電不順を見つけるのに役出つ

5章 発想体質のつくり方

●センスは磨くもの

●①自分の鮮度を意識する

●②アイデアは表現しないと妄想で終わる

●③自分を妨げる「恥」と向き合う

●④ 「デモ星人」「イイネ星人」「ナンデ星人」との付き合い方

●⑤ 「何かやろうよ」は受け身だということを理解する

●⑥うまくいっていないことこそ「アイデアの宝庫」

●⑦ひとつのことに集中してはいけない

●⑧飽きは創造の入口

●⑨自分の興味のエンジンを刺激する

●⑩「行動の企画化」で習慣化させる

●⑪「タスク」ではなく「プロジェクト」と捉える

6章 工夫は自分の未来を変えるチカラ

●小さな工夫が「予想もできない未来」にあなたを連れていく

●工夫があなたのキャリアをつくる

●努力は有限、工夫は無限

●どんな小さな工夫も立派なアイデアだ

●発想力は周りから評価されにくい

● 「ビッグアイデア」という功罪

●工夫はあなただけのタイムマシーンだ

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