変異型ウイルスの文学的理解

変異型ウイルスの文学的理解


変異型ウイルスを文学的に理解してみよう。

すると、見えないものが見えてくる。


生命の進化

適者生存

意図的に作られたバラツキ。

遺伝子のコピーミスをしない高品質のDNAは一度の災害で滅びる。

コピーミスを繰り返す遺伝子は、多彩なばらつきを生み出して、災害適応力が強く、生き延びる。

今見ている生命の多くはばらつきで生き延びた結果。

コロナウイルスも同様だ。

猛烈なスピードで変異を繰り返している。

その変異の方向付けは、ウイルスを襲った災害との関係で大きく影響を受ける。

気温が下がれば、低温に強いものを作り出す。

乾燥が進めば乾燥に強いもの。

ワクチンが防御する環境なら、ワクチンの防御システムを回避するもの。

抗生物質が多い環境なら抗生物質に強いもの。

ウイルスのコピー回数を減らせば、変異のチャンスも減る。

総感染者数、総感染期間、総感染重度。

ウイルスの相互作用

全く無関係か、協調的か、同調的か補完的か、などについては、まだよく分からない。

他のウイルスの存在はウイルスのコピー作業にどのような影響を与えるか。

ウイルスのコピー作業(増殖)を止めるには、出来るだけ短期間に、出来るだけ包括的に対策を行うこと。

時間を掛けると、ストレスに対抗する変異型が次々と生み出されて、やがて突破される。

包括的でなければ、網の外側で増殖が続き、やがて網が破られてしまう。

感染対策の基本ともいえる。

(1)検疫

境界線を突破したウイルスは新たな環境で新たな変異を始める。単にウイルスを入れないと言う意味だけでないことに注目すべき。ウイルスを出す側も入れる側も脅威になる。ウイルス対策の検疫は双方向が基本。

(2)パンデミック

検疫に失敗した姿。世界同時に対策に取り組まなければいけない。対策に失敗したエリアが残れば、次の変異型ウイルスの火元になって、世界は何度も攻撃を受けることになり、何度目かの変異型によって突破される。一か所も温存させてはいけない。

(3)パンデミック下のオリンピック

コロナ禍で強行された東京五輪を文学的にどのように理解するか。

  1. 世界中が検疫を放棄したに等しい。世界中の既知及び未知のウイルスが東京に集中。五輪準備のために、開催の数カ月前から五輪特例処置でウイルスミックス混濁状態。
  2. 世界の選手、役員、メディアが追い打ちを掛ける。防災、防犯、医療、ボランティアが集結して、ウイルスの変異が集中的に発生。
  3. 競技が終わり、選手や関連役員はそれぞれの国に新しいウイルスを運び変える。世界中に。
  4. パラリンピックで同じことを繰り返す。
  5. ワクチン接種済みの人も少なくないから、ワクチン耐性の高い変異型が生まれている。
  6. 持ち帰ったそれぞれの国で変異は更にブラッシュアップされる。
  7. 東京起点の更に悲惨なパンデミックが世界を襲う。今までの解決策が通用しないパンデミック。

結論を言えば、パンデミック下で五輪など論外中の論外。

WHO事務局長の愚かさは誰でも知っているが、今尚その馬鹿を据えたままにしている国連の仕組みも馬鹿と言うしかない。

IOCとNBCが放送利権から手に入れる 利益のために、世界は命を失う。

製薬会社もまたマネーを手にすることができるから、パンデミック下の五輪を後押しするだろう。WHOにも金が渡っていると想像しても当然だろう。

パンデミックを意図的に長期間世界規模で維持することは、五輪に新たなビジネスモデルが追加されたことになる。

(4)五輪の歪んだビジネスモデルと還流構造

表では、デジタルコンテンツの利権、裏では防疫関連の利権。なにせ、変異を止めようとしないのだから、継続的にワクチン商売を続けることができる。

利権構造の還流に政治家を取り込めば、ビジネスモデルは完成する。

菅義偉も小池百合子も、緊急事態、自粛、ステイホームと言いながら、五輪中止は口にしない。それを見透かしているIOCは強気の発言を繰り返す。大量死で国が滅茶苦茶になっても、どうせ日本人だ。

馬鹿をやっているミャンマーの軍政と大して変わらない。市民が何に犠牲になっても取り敢えず自分の懐も胸も痛まない。

変異と言うのは相対的であり動的である。

人類に至る変異は100万年かかったとして、ウイルスは100日、いや、100時間で達成している。

生きている限り変異を通して更に生き延びる。

エンドレスビジネスに仕立てるか、餌食になるか。


いつの間にか話はずれているかな?

(1)変異は繰り返される。

(2)ウイルス増殖にとって有効性の高いものと低いものがある。

(3)時にはマイナスに作用するものがある。

@2021/09/04

感染の凪(なぎ)

不規則な変異が繰り返されると、必ず生じるのが「凪」状態。

突風が吹き続けることはない。ウイルスがやっていることは変わらないけど、相乗効果として相殺の関係になることもある。一本調子で絵は行かない。

緊急事態宣言を出そうが出すまいが、一休みのタイミングは来る。

凪状態はウイルス同士が逆作用を起こしている。このタイミングで、接触機会・感染機会、変異機会を減らせば、効果的な感染対策が出来る。

見掛け上は感染が収まってきた時に、念押しの感染対策をやることになる。

行政と自称専門家は、凪の時にウイルス(人)を動かして、自然消滅のチャンスを捨てている。

凪は次の主役への移行期。これに手を貸すやりかたばかりしている。

勿論、次の主役を生み出す変異に失敗すれば、あるいは新たな変異株の受け入れに失敗すれば、そのまま感染は収まることもある。若しくは、極めて弱毒化した形で息を繋いでいくかもしれない。次のチャンスを街ながら。

@2021/10/08

ウイルスのコピー疲労

規則的に発生する感染凪の説明を考える時に、外せないのはウイルスの寿命あるいはコピー疲労という概念だ。

ウイルスは環境さえ整えば、無限に分裂(コピー)を繰り返して増殖できるか?。ウイルスの老化はあるのか?。分裂(コピー)を止める時、もしくはコピーが上手く出来なくなる時が来るのではないか。そういう仮説。

変異は寿命あるいはコピーミスから回避する手段。変異と言う荒療治で、ふたたび寿命を延ばすことが出来ると言う風に考える。

変異自体はギャンブルだから、殆どの場合は失敗する。

変異によって弱毒化、無症状化は、ウイルスにとって悪い話ではない。攻撃されずに潜伏でき、延命できるから。

今の凪はデルタ株の終息状態。次の変異株は強毒であれば名前を付けられ監視されるが、無毒化していれば、ウイルスは依然増殖を繰り返しているかも知れないのに、コロナ全体が終息したと勘違いされるかも知れない。

無毒ウイルスにも寿命は来るから、変異に失敗すれば、本当の終息になる。

ワクチンは既知のウイルスに対して有効だが、次の変異株に対して有効かどうかは不明。ワクチン接種をしているので、ワクチンを無効にする変異株が出現する確率は逆に高くなる。

*

既存のウイルスとその系譜にあるウイルスに対してワクチンは有効だからワクチン接種は決め手になるだろう。未接種の人の身体を借りて、変異型は延命を図る。99.99%までウイルスの生き残りを阻止できるだろう。

しかし、ウイルスはワクチンに対抗できる変異に1回成功すればいい。そこからまた感染拡大が始まる。

人間側に必要なのは、監視体制と緊急出動態勢。防疫の概念そのもの。

尾身茂らが作り上げた日本防疫体制の脆弱さは照明されているのに明確なレビューと改善プログラムが動いていないことは、日本は今後もパンデミックの実験場になると言うことかな。

2021/10/24

https://www.mag2.com/p/money/1115501

日本のコロナ急減に世界が注目、ウイルス自己崩壊説も。次の変異株と「第6波」に要警戒=高島康司 

*

少し頑張った記事で面白い。

変異遷移メカニズムに対する推論が入るともっと面白い。例えば、安定変異と不安定変異(変異は単にコピーと理解して十分)のメカニズム。安定から安定へ辿り着いたり戻ったりできれば感染ポテンシャル維持。不安定変の確率が上がると自滅。

海外から安定変異株が入り込むと、ゲームはリスタートになる。

@2021/11/10

最大のリスク:空港検疫緩和

何人かの専門家らしい人の話(ミヤネ屋)を聞いて驚く。まともな発言は長崎大学の森内浩幸だけだ。

現状は、日本と言う島国隔離環境で、ウイルスのコピー疲労で、有効な変異を実現できず、収束させたもの。

有効な変異が現れない保証はないから、継続監視体制は必要だが、ほぼ初期状態に近づいている。感染防止のスタイルを維持している分には収まったと考えてよい。

問題は、コピー疲労に至っていない海外のウイルス。もしかすると従来より変異の進んだものが入ってくると、再び混乱する可能性が高い。空港検疫の重要性は従来以上。

ところが、馬鹿政府は、あっさり空港検疫を弛めてしまった。第6波もまた政府が作った感染爆発になる。

(2022/01/10追記*驚くなかれ米軍空港は完全なスルーパス状態。独立国放棄状態。過去の感染発生状況と米軍基地をマッピングすれば穴の開いたバケツが透け見える。内閣も専門家も要土下座!)

@2021/11/27

政府は検疫強化が必要な時に受け入れ枠を2倍に緩和 南アから直接入ると決めて掛かっているのかな 下手するとこれまでの苦労が台無しになる  

、解析すると…ウイルス表面に32か所もの変異「過去の流行株と系統が違う」

@2021/12/02

【関連】オミクロン変異株

オミクロン株がコロナ禍の終焉を齎(もたら)す。

但し、WHOが馬鹿なリーディングをやれば、振出しに戻るで、無限ループ入り。

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