普通の会話でリスクと言うと只管ネガティブな側面の話になる。
リスクとチャンスあるいはオポチュニティ等と対比させれば尚一層明確にネガティブな意味合いになる。
確率論と言うほど大げさでなくても、本質的に理解しようとすればリスクもチャンスもオポチュニティもあまり変わらないことに気付く。
単に期待値/予想値/標準値などからどの程度ずれるかと言う問題に過ぎない。
都合の良い方にずれる時はチャンス/オポと言って、都合の悪い方にずれる時はリスクだピンチだと言っているだけのこと。
期待値からのズレがプラスかマイナスかだって実は分からない。両方あるということ。
結局、
「リスクとは期待値からの偏移」ということかな。
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人生双六ならどうか?
ゲーム世界のリスクは大きく取れば、ミスした時に大きくポイントを失ってさっさとゲームセットになる確率も上がるのだろう。で、また次のゲームを始めるだけ。
人生ではどうなるか?
ポイントはお金に相当するかな?。何かにチャレンジして失敗しても成功しても、必ず残るものがある。それは経験。お金が無くなっても経験は生きている。
何度もチャレンジすれば、経験は豊かになって、それだけでも財産になるし、豊かな経験が生きてチャレンジに成功する確率も上がって来る。
自分の持っている可能性を知る事も出来る。
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「リスクを取らない人生」は、安全運転だけど、経験は不十分。
想定外のこと、自分ではどうしようもない環境問題・国際問題に遭遇した時には指示待ちで動くしかない。
自分ではリスクミニマムのつもりでも、そのこと自信がリスク要因と言う皮肉が待っている。
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