実行再生産性あるいは実行再生産性指数が最終的にどのように定義づけられているか 知らないが、一般には1人の感染者が何人の人に感染させるかという数字として紹介されている。
その数値が1.00以上なら感染は拡大し、1.00以下なら感染は収束するとされる。
数理モデルでシミュレーションさせることも多分容易な筈だ。容易と言うのは、無知だから容易なので、実際にはどのようなファクターを盛り込む必要があるか分からないので、簡略化して済ますことになる。
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実際のデータは色々な事情を抱えているので、それをどのようにモデルに理解させるかで結果は大きく異なってくる。
(1)感染者数
無症状あるいは軽症感染者をどのように取り込むか?
最初から20%を無症状感染者としてモデルに取り込んでもいい。
発表される感染者には症状有りと症状無しが両方含まれる。濃厚接触者を追跡して無症状感染者が時々補足される。
表に出てくる感染者数は実際の感染者数の80%と見る。1.2倍の新規感染者と見る。そのうえで、1.00を下回っていれば収束方向。
別の理由で死亡したり、感染しても、勝手に治癒するケース。後者は軽症者と同じことになる。前者は死後の検査で判明することもある。
(2)結果指標
いきなり結果指標と言われてもプロセス改革やプロジェクトマネジメントなどに馴染みがないと分からないだろうが、この指数はコントロールする対象ではないと言うこと。1.00以下になったら、後は勝手にどんどん新規感染者数が下がっていくものでもないし、1.00以上なら際限なく上がっていくものでもない。
1.00になったらOKと言って、施策(政策、個々人の努力)を緩めると数値は上がっていく。マクロ指標として現在の結果論的な視点での施策の有効性を確認できるに過ぎない。
常識で分かるでしょう。そもそも最初は0.00なんですよ。ウイルスがやってきても、最初はまだゼロのまま。ウイルスのチャレンジが繰り返されて、ようやく少しずつ数値が出るようになる。
何をコントロールするか。管理指標を明確にしなければ自称専門家の仕事もまだ道半ば。
0.5になったら自然消滅と勘違いさせる懸念
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感染リスク監視アプリ
感染能力指数:近くの人を感染させる能力の指数。
- <感染者>感染数日前から発症2週間までは他社を感染させることができる。
- <1次接触者>感染者との接触度による感染能力者の疑い を指数で設定。
- <2次接触者>接触者との接触度による感染能力者の疑い を指数で設定。
- <非感染者>感染者、1次接触者、2時接触者との接触がない。または極めて少ない。
これをスマホアプリに入れておけば、自分の感染能力指数が分かる。さらに、どういうリスクを周囲に及ぼしてきたかが分かる。
- 全ての人のルートを累積すれば、移動ルートから施設、区域、ルートの感染危険度の履歴と現在の値が出せる。危険な時間帯、危険な場所を理解できる。
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隔離と分離
感染者が利用する施設と、非感染者が利用する施設を分ける。
アプリ提示の義務化。提示しない人は施設利用不可。
明確でない人は2週間の自主隔離・自主分離。感染者として扱う。アプリを利用しない人もこのカテゴリーで扱う。社会から分離(締め出し)する。
たったこれだけで、コロナ騒ぎは終わってしまう。 1か月もかからない。
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この方法論のメリットは、結果的に、無症状者/軽症者をあぶりだして、分離隔離の対象にできること。
こういう単純なことを、疫学音痴、IT音痴の為政者も専門家も、全く考えもしないし、実行も出来ない。
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