西日本新聞のクレージーな新型コロナ



こういう記事を書いている人がいる。興味深いから目を通してみたものの、クレージーにしか見えない。

(1)検査の不確実性:偽陰性と偽陽性の話。

だから何だと言うのだろう。検査に意味がないと主張しているのだろうか。不確実が真実なら検査の意味そのものがない。検査になり得ていない。そういうことを主張っしているのか。世界中で上がっている数字には意味がないのか。

感染の定義さえ押さえていないのではないか。ウイルスの着床・増殖のプロセスを経て感染は進むので、アナログなんですよ。デジタル的に陰性、陽性と出てこないことを理解していっているのかな。

ウイルスを体内に取り込んだ人の側の事情も加わるから、感染の状況はもっと複雑だと言う理解も必要。

加えて、検査方法もアナログ。組織(検体)の採取が的確にできている保証はない。初期着床は必ずここと決まったものではないからだ。

それでも、あるカテゴリーで複数の人を、また、複数回、検査することで、感染の状況があるかどうかは、確率的に明確になっていく。

1つ1つの検査に不確実性は入り込むから、尚更、多くの検査が必要になるのだということを、記者は全く理解できていない。

疫学は統計学でもあると言う理解も必要だ。

この汽車が言うデメリットの裏には、必然的に、感染していて陽性の人を隔離すること。陰性の人を隔離しないことが存在するのだが、これもデメリットというのだろうか。

例えば、物を見るのに、光を当てるとはっきり見える。でも光が当たらない方は暗くなってはっきり見えない。だから、光を当てない方が良いとしゅちょうしたいのだろうか。何も見えなくなるんだけど。この人クレージーだね。

(2)検査技術者が必要という話。

当然でしょ。検査方法に応じたノウハウ、スキルが必要なのは当たり前のこと。デメリットという類のものではない。機会が必要なら機会をそろえればいい。人が必要なら養成すればいい。デメリットと違うでしょう。何もしないで、自然に検査結果が出ないとデメリットと考えるんだろうか。世界中で、毎日何万と検査をやっているんだ。検査の専門技術者が最初から世界中にいた訳じゃない。日本より後から問題になった欧米で、今は毎日何万と検査ができているのに、変だと思わないか。

この記者はデメリットの意味も知らないんじゃないか。 要件はデメリットに見えてしまうらしい。要件がもたらすインパクトを評価してデメリットと言うのが普通。よくこんな記事欠けるな。

(3)院内感染リスクの話。

呆れるね。馬鹿につける薬がない。検査しないで普通に病院行くならOKなの。普通の風邪だと思っていました。検査してないから自分が陽性だったなんて知らないもんね。

本当に風邪を引いただけの人が、検査に行くと感染するリスクですか。そこには感染者がいるからですか。検査をやらなかったら、普通の外来に並んで、もっと多くの人に感染させる可能性が出るんですよ。

症状があって検査をやるのは、隔離しながらやるんです。その場所では、症状が無くても、周りとは隔離するんです。

危ないかも知れない(感染させるかもしれない)リスクのある人を分離することで、感染を抑える。これって、普通はメリットでしょう。

検査体制が無ければ、市中の病院で混然と受診して、検査がないから普通の風邪、肺炎の人として、他の人に同質。感染しまくる訳です。

何をもって、検査のデメリットと言っているんでしょうね。

この記者さん御顔を見てみたい。 どういう神経でこういう無責任な記事を書いているのか。

取材記事と言うか知れないが、無批判に鵜呑みにして記事にしたの?。正しく理解しないで、適当につまんで記事にしたの?。本当に酷い内容で、もしかすると、 坂本史衣氏の名誉迄傷つけているかもしれない。

この人は子供じゃないんだ。物事には2面性があることは知っている。例えば、薬を飲めば何らかの副作用がある。副作用(デメリット)を強調して薬の服用を止めればその人は死ぬかもしれない。などを踏まえれば、本末転倒を誘導するような記事ともいえる。

もし感染者が体調が少し悪くても検査を受けないで 歩き回ったら家族感染どころか市中感染が一気に進んでしまう。そういう状況を作り出そうとする記事なんですよ。





https://www.nishinippon.co.jp/item/n/595955/


PCR検査、なぜ受けられない? 幅広い検査に三つのデメリット
 

2020/3/29 6:00 (2020/3/29 10:50 更新)

西日本新聞 社会面 本田 彩子

知りたい新型コロナ

 「症状があるのになぜ、検査が受けられないのか」「九州は人口の割に検査数が少ない」「海外のように検査数を増やせないのか」。新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査について、対象の拡大を求める声が出ている。専門家に聞いてみると-。

 聖路加国際病院(東京)QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣さんは「感染の発生状況、医療体制などによって、誰を対象にどのように検査するかは異なる。国や地域の人口規模と件数だけを見て単純に比較できるものではない」と言う。その上で「軽症者や症状がない人など、幅広く検査することはデメリットの方が多い」とし、三つの問題点を挙げる。

 一つは検査の不確実性だ。感染していても「陰性」と判定される偽陰性、感染していないのに「陽性」となる偽陽性が一定数生じる。PCR検査の場合、正しく陽性と判定できる割合(=感度)は高くて7割、専門家によっては3~5割とされる。偽陰性となった人は自由に動き回って感染を広げる恐れがある一方、偽陽性は入院となり行動が制限されてしまう。

 二つ目は検査の手間と人員不足の問題。検査技師であれば誰でもできるわけではない。トレーニングが必要で「いくら検査キットがあっても、技術者がいなければできない」と言う。

 最後に「軽症者が検査を求めて病院へ行くことには、基礎疾患がある人にうつすリスクがあり、非感染者の場合は逆にうつされる可能性もある」と指摘する。

 早期発見、早期治療を求める声については「早く見つけても重症化を防ぐことはできず、対症療法以外にできることはない。ただ、症状が悪化した人には人工呼吸器の処置などを素早く進める必要がある。軽症の人で病床をふさぐのではなく、必要な人がきちんと検査を受け、入院できる病床を確保すべきだ」と話す。

 現在、国内で行われるPCR検査の目的は(1)重症者の発見と救命(2)クラスター(感染者の集団)の発見と対応-という2点。検査件数について韓国と比較されることも多いが「韓国ではメガクラスターといわれる大規模な集団感染が複数起きており、状況が違う」。

 国の検査基準に首をかしげる専門家も一部いるが、クラスターが疑われるケースでは軽症の人も検査している。坂本さんは「『感染者数を少なく見せるために検査をしていない』という陰謀論も聞くが、そういったことは一切ない。一人一人が限られた医療資源を大切に使うことを考えてほしい」と話している。 (本田彩子)




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