余命1年

 

癌は厄介だ

体のあちこちに潜んでいる

ストレスを受けた細胞は癌の子ども

人間は意識しようが意識しまいが頑張ってしまう

年齢関係ない

でも年齢を重ねるなら癌の子供を蓄積する


若くても癌にかかるが

年齢を笠名得れば確実にがんの子どもが目を覚ます


義兄が癌にかかった

数年前

周囲はあまり騒がなかったが

本人は深刻だっただろう


手術をして部位を切り取った


数根のいて、転移が分かった

本当に点以下、別の新しい癌かは分からない

癌とは、がんの転移とは、そんなものだ


医者は年齢だから手術を諦めろと言った

序でに余命1年の宣告


患者の気持ちを考えない冷酷な宣言


本人は涙を流した


悲しいことはまだあった


つい先月。娘が癌の病で息を引き取っている



もう一人の娘も乳がんで手術



上手に生きて来たのに、


何かが席を切った用意押し寄せて来る


誰一人、死から逃れることはできない


分かっていても、目の前に現実を差し出されると辛い


人間は生まれた時には余命100年の宣告を受ける


赤ん坊が生まれた時に大泣きする理由だ。


義兄は泣きながらあとに残す妻を案じていた


養子を取らなかったから家系は途絶えるのも残念かも知れない。自分限りでスッキリしているかも知れない


普通は孫の1人を養子に迎えて家系を守る。昔の流儀かも知れない。


家族に囲まれて死ぬことができるなら幸せではないか


余命1年


これから毎日が晩餐会


毎日、記念写真


*/*


義兄の顔を見に行くって残酷ではないか


掛ける言葉など無い


*


自分が宣告を受けていたら。嫌、既に宣告を受けていたのだった


神様との約束


それは自分自身との約束


*



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