馬鹿なタイトルだ。
リモートワークとは:
「出社に及ばず」だけど「アウトプットは従来通り」。
従来は物理的なセッティングで実現していた仕事環境を、今後は仮想的なセッティングで仕事環境を実現して、仕事をしろと言うこと。
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昔から仕事は協業が普通。協業で欠かせない意思伝達を確実にするには一堂に会してと言うのが手取り早い。ノウハウの相互補完などがスムーズに行って生産性も上がる。
大きな仕事は職能等でグループ分けしてして分担する。必要な環境特性も変わるから自然と、別室、別拠点など、分散化が進む。
定期不定期の会議、書類のやり取りなどで、全体の整合を取る。コミュニケーションの漏れや、情報漏洩などを含めた、ガバナンス不徹底のリスクも出てくるため、分散化にも制限が入る。
電子化や情報ネットワークは、業務特性により程度はさまざまであるが、分散化の限界を大きく広げることが出来た。
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これって産業革命の流れの側面の一つ。誰もがその真っただ中にいる。
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集中と分散
働き方も集中と分散のメリット・デメリットがある。デジタル化は分散のメリットと集中のメリットの両方を得ようとするもの。欲張りなのだ。
IT環境とITリテラシーとIT化された業務プロセスが欠かせない。
IT化業務プロセスの実現には、仕事の再設計が欠かせない。ITを前提とした業務改革。しかし、この人材がいない。机上論、能書きなら、外部のコンサルを含めて誰でも言えるが、実時間の中で現場を指揮できる人材となると、トップダウンのプロジェクトしかできない相談だが、トップの器量も残念な状況ではなかなか実現しない。
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馬鹿な世間?
リモートワークとテレワークの違いを懇切丁寧に解説しているサイトが幾つも見かける。形式論者の陥る視点だ。本質を理解していないから、表層的な用語に振り回されている。テレワーク協会もサテライトオフィス協会も推進の利便の為にご都合を切り出しているだけで、他の推進の動きとの対立構造を意図していないことは明らか。
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コロナ禍で生産性を無視した、否応なしのリモートワークに追い込まれた企業が多い。同時にプロセス改革を実現できたか、何も出来なかったか。その答えが、コロナ禍の出口に差し掛かった時に各企業が示すことになる。
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リモートワークの時代
続く~
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