尼崎全市民情報USBメモリ紛失事件


尼崎全市民情報USBメモリ紛失事件

事件か事故か?

単発の過失または想定外の事象なら事故として捉える事も出来るが、継続的に広範にルール違反を繰り返し、容易に想定できる事態を招いた一連の行為は事件と呼ぶしかないだろう。

今回USBメモリを紛失させた容疑者(?)は尼崎市職員でなく、委託先業者でもなく、再委託先業者、あるいは再々委託先業者と一部報道がある。尼崎市は再委託の状況を知らないと言っているが知らないから責任がないのでなく知らないことが重大問題と言うことさえ理解していない。

情報セキュリティ管理に関するセミナーあるいはトレーニングの教材用のケーススタディを無理やり考えても、今回の事件程のお粗末さには到達できないだろう。最高責任者である市長の対応から現場の作業者まで、どのレベルで見ても市民の信頼に背くものでしかなかった。

一連の不適切な行為は、今回広く知れただけ、延々と続けられてきたという事実は超重い。

今回のUSBメモリ内容の流出漏洩だけクリアしても事件は終わらない。

これまでの関連業務における情報の取り扱いの全てについて正しく完結していることの確認が必要。想像するなら杜撰が罷り通る実態では記録の管理も不十分でほとんど何も確認できないだろう。尼崎市が作るルール意外に業者側で自主規制する内容についてもこの現場の場合は抜け穴ばかりと想像するしかない。

既に市民情報は市中で名簿屋に販売されて様々な犯行に利用されていると考えた方が妥当だろう。

兎に角。業者が情報を持ち出していないことは証明できないし、コピーしていないことも証明できない。監視体制も管理体制も何もない中では、どこにも安全安心の担保はない。

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今回の担当者は、有ろうことか全市民のデータを抜き出して、削除しないで自宅に持ち帰って何をしようとしていたのか。家宅捜査して自宅のパソコン環境・個人のクラウド環境全てをチェックしないといけないだろう。

USBメモリが出てきて一件落着になっている尼崎市も兵庫県警も病気ではないか。

今頃は隠蔽に入っているだろうが、尼崎市の業務に関わった人間の会社及び自宅の情報環境について全部調べる必要がある。

変なバックアップがあちこちに転がっていないか。

尼崎市の馬鹿コメント「情報漏えいは確認されていない

確認されていないって確認する方法があるの?。どういう確認をしたの?。ただ電話のベルが鳴らないと言うだけでしょう。漏洩したら誰かが教えてくれるの?。

市民の情報は全市民が持っている。部分的に漏洩させても誰も分かりませんよ。

馬鹿局長は「責任は委託業者」だって。無責任ぶりが際立つ発言。給料を返還しなさい。自分は責任愛と言うことは仕事をしていなかったと白状したようなもの。



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