殺人事故の時効

 



  1. 不慮の事故は有るけど、不慮の事件はない。
  2. なぜなら、不慮とは、想定外、突発的、偶発的、不可抗力、思いがけない、などの側面を持つ事象だから。
  3. 事件は、誰かの意図に基づいて発生させた事象。
  4. 事故は、誰かの意図によるものではないが、過失が入り込むことは多分にある。過失の程度によっては、事件との境界線は紛らわしいものになる。
  5. 被害者にとっては、事件も事故も同じ。

時効の話

殺人事件と重過失死亡事故の境界線は極めて曖昧。

加害者が行方をくらましている状況では尚更だ。

殺人事件は時効がない。が、事故の扱いなると時効が存在するし、捜査も止まってしまう。

車に弾き殺されて犯人が逃げてしまった場合、交通事故で処理したら途中で捜査は打ち切り。殺人事件の可能性を認定すれば時効なしで犯人を見つけるまで捜査はつづく。

殺人事件でないと判断できるまで、最悪のケース:殺人事件として捜査すべきと言う主張は当然。

しかし、怠け病、経費節減命、正義より保身、と言った輩が入り込むと、事故で済まして、処理率を高く見せようとする。



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