コロナは11月に消滅?女性セブン(上久保靖彦?)の無責任主張に呆れる!

 

 

新型コロナ感染の第3波は来ないとする無責任で根拠の乏しい出鱈目に近い主張には驚くばかりだ。

このいい加減な記事を真に受けて、外に飛び出した高齢者が感染して不幸なことになっても責任を取るつもりはあるまい。加藤勝信の37度5分4日間縛りを誤解で済ましたのと同罪だろう。

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この問題の記事は「新型コロナウイルスを正しく理解すれば、恐ろしくないのだ。」 と結んで終わっている。正しく理解していたらこんな記事は書けない。

都合の良い願望をいくら並べても、事実(データ)を覆すことはできない。

馬鹿の証明:

重症化率が30%から20%に下がったからと喜んでいるが、20%はまだ相当のハイレベル。5%でも安心できる数字ではない。そういう基本も理解しないで、安心理論を振り回しているのは無責任だね。

集団免疫。本当に分かっているのかな。一般に、集団免疫はそのシーズンで獲得できるとことはまずありません。何年も繰り返し感染の憂き目にあって漸く獲得できるか、というもの。新型コロナウイルスの場合は、抗体が維持される期間が長くないという特徴もある。まさか3か月ごとに感染を繰り返せと言うのかな。

コロナ系ウイルス感染は重複しないという主張には根拠がない。インフルエンザが流行ったら新型コロナウイルスへの感染はない?。2019年末~2020年初頭に、インフルの時期なのに普通にコロナは流行していたじゃないか。インフルがあってもコロナはやってきた。

仮に排他的な関係が成立したとして、先にインフルエンザが来たらコロナの居場所はなくなるだろうが、実際に起きていることはコロナが勝ってインフルエンザが消えているのが実態。馬鹿記事の主張通りに都合の良い順序で感染する訳ではない。

更に言えば、インフルエンザに感染しない人も大勢いる。それらはコロナ感染の予備軍になる訳だ。

この記事主は問題を理解していないね。高齢者、疾患者において深刻な事態になることをいかに避けるかというのがもっと重要なことなのに。だから、何が嬉しいのか分からないけど、ブースター効果などと書いているが、全く関係ないことなのだ。むしろ危険な要素と理解すべきなのに。

健康な若者が感染しても多くの場合、大したことにはならない。特異体質のある人、疾患者、高齢者へウイルスを渡さない方法論が不十分なことが問題でしょう。

第3波は感染の広がりの話で、これは間違いないく来ると考えるべきだ。

  1. 国内はGoToで人の交流を進め。
  2. 大規模な集会・集客も容認。
  3. 海外からの人を受け入れ。
  4. 感染症の季節である冬を迎え。

すべての条件を揃えて第3の大きな波を作ろうと政府はしているのだから、今冬の感染爆発は約束されたようなものだ。残念ながら「悪魔のシナリオ」の通りに政府は動いている。

コロナの消滅など地球規模で蔓延している時に有り得ない誰かの妄想だろう。

普通なら治まると読んでいた夏場でさえ、勢いは収まらなかったことを考えると只の脅かしと考えていることはできない。

*

馬鹿のための弱毒化の話。

ウイルスは増殖時に一定の揺らぎ(変異)を起こす。強毒化すると、宿主が死ぬので仲間を増やすことができない。弱毒化すると宿主は生き残るので仲間はどんどん増える。結果、弱毒化したウイルスの割が多くなる。確率論でも簡単に理解できる話。

ここで勘違いする向きが出てくる。馬鹿記事のように。弱毒化が進んで完全に無害化することにいずれなると思うのだろう。変異は常に双方向。いつ、強毒化の方向に変異を始めるか分からないということだ。

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https://www.news-postseven.com/archives/20200928_1597944.html?DETAIL


「日本のコロナは11月以降に消滅、第3波も来ない」説の根拠



コロナの感染再々拡大は本当に来るのか(共同通信社)



 どこもかしこも人、人、人──新型コロナウイルスが蔓延して以降、全国各地で久々の賑わいとなったシルバーウイーク4連休。新規感染者数も落ち着き、安心感さえ漂っている。しかし、「第3波」が来るといわれる秋、冬はもう目前。感染再々拡大は本当に来るのか、それとも……。

 日本人はすでに新型コロナウイルスを克服した──。京都大学大学院特定教授の上久保靖彦さんが、吉備国際大学教授の高橋淳さんと3月に発表した、新型コロナウイルスに関する論文が、話題となっている。その内容を要約するとこうなる。

「すでに多くの日本人は免疫を獲得しているので、新型コロナウイルスを恐れる必要はない」

「日本人は新型コロナを克服した説」の最大のポイントは「集団免疫の獲得」である。ウイルスに感染すると、体内の免疫システムが働いて「抗体」ができ、その後、同じウイルスに感染しにくくなったり、重症化を防いだりする。そうした抗体を持つ人が人口の50〜70%を占めるとウイルスが人から人へ移動できなくなり、やがて流行が終息する。それが集団免疫だ。

 日本は各国と比べて新型コロナの感染者、重症者、死者が極めて少ない。「日本の奇跡」──世界からそう呼ばれる背景に集団免疫があると指摘するのが、感染症・免疫の専門家でもある前出の上久保さんだ。

「新型コロナは最初に中国で弱毒のS型が発生し、その後に弱毒のK型、強毒のG型の順に変異しました。中国人観光客の入国によって昨年12月にS型が日本に上陸し、今年1月中旬にはK型がやって来た。しかも日本は3月8日まで中国からの渡航を制限しなかったため約184万人の中国人観光客が来日し、S型とK型が日本中に広がりました。それにより、日本人は知らない間に集団免疫を獲得したのです」

 弱毒のS型とK型にセットで罹ることにより、その後に流入した強毒のG型の免疫になった──という理屈である。一方、2月初頭から中国人の渡航を厳しく制限した欧米では、K型が充分に広まらなかった。

「そのため、中国・上海で変異した強毒性のG型が欧米に流入した際に防御できず、同地で重症者が激増しました。対する日本は集団免疫ができていたため、G型が流入しても被害が少なかった。私たちの試算では現在、日本人の85%以上が免疫を持っています」(上久保さん・以下同)


https://www.news-postseven.com/archives/20200928_1597944.html/2


   
「上久保理論」を後押しするのが、免疫を獲得したことを示す「IgG抗体」を保有する人たちだ。

「私たちの共同研究チームが10~80代のボランティア約370人の抗体検査をしたところ、全員がIgG抗体を持っていました。ちなみにIgG抗体を持つ人でも、喉にたまたまウイルスがいればPCR検査で陽性になりますが、免疫があるため症状はほとんど出ません。最近目立つようになった無症状の感染者は、そうしたケースであると考えられます」

 この秋以降、新型コロナとインフルエンザの「ダブル流行」を心配する声もある。上久保さんが説明する。

「インフルエンザに感染したら、コロナウイルスには感染しません。逆もまたしかりで、この逆相関関係を『ウイルス干渉』と呼びます。実際、昨年末に新型コロナが流入してから、インフルエンザの流行はストップしました。

 しかも、人間の細胞にくっついて影響を与えるウイルスの突起(スパイク)の変異可能な数は最大12~14回で、頻度は月1回ほど。新型コロナのS型が発生したのは昨年12月なので、早ければ11月にも最後の変異を終えて、普通のコロナウイルスに戻るとみられます。それはコロナウイルスの原則的なメカニズムと考えられることなのです。新型インフルエンザが流行しない場合は、新型コロナが11月以降に消滅して、第3波が到来することはないでしょう」

 新型コロナは打ち止め間近だというのだ。
「ブースター効果」で免疫を強化する

 集団免疫のほかにも「コロナ克服」を示唆するさまざまな研究が出ている。アメリカと中国、香港の研究機関が9月に公表した共同研究では、世界各国における新型コロナ第1波と第2波の致死率を比較した。すると53か国のうち43か国で致死率が低下していた。医療経済ジャーナリストの室井一辰さんが説明する。

「致死率低下の理由として、第1波で免疫力が低い人が亡くなったので第2波で亡くなる人が少なくなったという『弱者刈り取り効果』や、医療体制の整備、ウイルスの変異、若い世代の感染者増などがあげられています。論文は新型コロナの状況が明らかに変化したことを示唆しています」

 注目は「ウイルスが変異した」という点だ。

「現在、流行しているのは、感染力が強い新タイプのウイルスです。一般的にウイルスは“覇権争い”をすることがあり、あるウイルスが流行すると、ほかのウイルスが圧倒される。現状、新しいタイプの新型コロナウイルスが広まったことで、致死率の高さが見られた旧タイプのウイルスが減り、致死率が全体的に下がった可能性が指摘されています」(室井さん)

https://www.news-postseven.com/archives/20200928_1597944.html/3

 


小池都知事は9月中旬の4連休、外出自粛を要請しなかった



 国立国際医療研究センターの調査でも、6月5日以前は19.4%だった重症者の死亡割合が6月6日以降は10.1%に低下。特に50~69才は10.9%から1.4%に、70才以上は31.2%から20.8%と激減した。

「重症化しそうな患者に対する医療現場の対応力が向上したことも、致死率低下の一因でしょう」(血液内科医の中村幸嗣さん)

 日本では、1人の感染者がうつす平均人数を示す「実効再生産数」も低い。この数値が1以下になると感染が終息に向かっていくとされ、現在の実行再生産数は、東京以外は1を下回っている(9月22日時点)。米カリフォルニア大学アーバイン校准教授で公衆衛生学を専門とするアンドリュー・ノイマーさんが言う。

「過信は禁物だが、日本の主要都市で実効再生産数が1を下回ったということは、日本は最高レベルの警戒が必要な状態ではなく、第2波のピークが過ぎたと言っていい。日本が諸外国と感染者数、死者数が抑えられているのはマスク使用率の高さにあると私は考えています。今後もしっかり感染予防を続けていけば、合併症による死亡例も抑えられるはずです」

 アメリカのラ・ホーヤ免疫研究所が注目したのは「ヘルパーT細胞」だ。同研究所が世界的なライフサイエンス雑誌『セル』で発表した論文では、新型コロナ未感染者の血液の半数から、新型コロナを撃退する「ヘルパーT細胞」が検出された。簡単にいうと、既存のコロナウイルス、つまり普通の風邪に感染したことがある人も、新型コロナに対する免疫を獲得している可能性があるということだ。

「ほかにもBCG接種による自然免疫の増強や、実際に感染したことによる免疫の獲得などが絡み合うことで、新型コロナに感染する可能性が低下し、感染しても重症化しない割合が高まっています。引き続きマスク、手洗い、3密回避を行えば安心です」(中村さん)

 最近は時短営業の終了やイベント制限緩和が進み、人の動きが活発化することを懸念する声もあるが、上久保さんは「ウイルスとの共存が必要」と指摘する。

「何度も新型コロナに感染すると、免疫機能が強化される『ブースター効果』を得られます。抗体は時間とともに減少するので、一度感染しても隔離状態でいると免疫が薄れ、逆効果になります。高齢者や持病を持つなどリスクの高い人との接触には注意しつつ、普通の経済活動を再開することが、社会にとっても個人にとっても有益です」

 新型コロナウイルスを正しく理解すれば、恐ろしくないのだ。

※女性セブン2020年10月8日号



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