ハリスの敗北|
追い込まれたアメリカ人|
ハリスで無ければ誰でも良かった
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トランプが勝ったというよりハリスが負けたという方が実感できる。
ハリスの選出はドタバタでも、決まったその時は期待されていて、支持率も上がった。
しかし、
副大統領時代に存在感を示すことが無かったように、大統領候補に選ばれても存在感は希薄なままだった。
ハリスに掛けていたもの。リアリティ。
ハリスのスピーチは美辞麗句、机上論、理想、理念、抽象的なものに溢れていた。
土台が無いから、言葉が滑ると、空虚な瞬間が訪れる。学校のスピーチコンテストじゃない。
何をやるかの具体的なメッセージが1つも無い。どの問題に対して決断が出来ない。そういう印象を塗りたくるだけの選挙活動。
副大統領は所詮お飾りの印象を強くするだけだった。
こんな奴に任せられないという思いが溢れて行った。ハリスでなければ誰でも良かった。例え、下品で乱暴で危ういトランプでも構わない。
トランプが良いからでなく、ハリスが嫌だから。
それしか理由はない。
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ハリスでは駄目と分かっていた人が民主党内に大勢いた。
時間の壁がハリス以外の選出を阻んだ。
既に痴呆?老害?に片足を入れているバイデン大統領。
ウクライナもアフガンもガザも。やる事なす事が全部出鱈目の痴呆を疑わせる大統領の最後の出鱈目がハリス担ぎだったかもしれない。
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模範解答の様な敗北宣言。
己をも含めて世界中のすべての人を裏切る様な笑顔のメッセージ。あなたたちには未来がある。
民主党のイディオロギーそのものが崩壊しかねないという危機感すら持っていない。
古き良き時代のあのアメリカが今はどうなっているかの認識も示すことが無かった。時代錯誤はトランプでなくハリスだったことに気付いた人はハリスと書くことは出来なかった。
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ハリスは支持者の顔を見て自分は民主党でなく女性党の大統領候補と思うようになったかも知れない。悪いことでは無いが、選挙戦の主張に捻じれが入り込んだかも知れない。現実感、リアリティが噛み合わない要因になって行ったかもしれない。
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ハリスは奇しくもトランプ共和党と言う明示的な敵とは別に、女性に対する差別主義的なあるいは被害者意識が充満している男性までも敵に仕立て上げて、両方を相手に戦っていたかも知れない。
ハリスは戦略的にも戦術的にも自滅していった。
この後、トランプがしでかす全ての間違った政策の結果に対して、ハリスもまた責任を問われることになる。それくらい馬鹿馬鹿しい愚かな選挙戦だった。犯罪的な愚かなもの。
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ハリスの敗北
@2024/11/10
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